4月12日 原子力は国策民営 小出裕章

2011年4月12日朝、文化放送の「吉田照美ソコダイジナトコ」に小出裕章氏が電話出演したということです。

・コメンテーター:内田誠(ジャーナリスト)~福島第1原発、プルトニウムの脅威 京都大学・小出裕章~

録音して公開されている方がいらっしゃいました。ありがたいことです。

・原子炉の中の発熱には二種類ある。ひとつはウランが燃えて出る熱。それは停止させたと言われている。もうひとつは既に原子炉にたまっている放射性物質が出す熱。それは出続けるため冷やさないと原子炉が壊れる。

・放射能には寿命があり、短いものは1日で10分の1くらいになるが、それ以外のものはなかなか減らない。

・最初はメルトダウンはないと発表されてきたが、それは甘すぎる。被害を小さく見せたい、小さくあってほしいという気持ちが被害の過小評価につながった。

・国がダメ。日本政府が原子力を推進。悪の根源は東京電力ではなく国。原子力は国策民営だ。

・現在検出されているプルトニウムはそれ自体は濃度が低く、その生物学的な影響は問題にする意味はない。むしろ、プルトニウムの検出は、ウランのペレットが既に融けているということの証拠として重要。

・プルトニウムは自然界にない。毒性はウランの20万倍。こういうものを大量に扱うことに私は反対だが、原爆材料にも原子炉燃料にもなるということで国は使っている。現在日本で使われている原子炉はウランを使うために作られたもの。ウラン用の普通の原子炉でプルトニウムを燃やすというのは、灯油ストーブにガソリンを入れて使うようなもの。それがプルサーマルであり、とんでもないことをしようとしている。

・プルトニウムは口から摂取しても水に溶けないので吸収されずほとんど排泄される。ただし吸い込んだときは100万分の1グラムで人をガンにすると言われている。吸収されないことをもってプルトニウムが安全と主張するのは犯罪と言える。そういうことを国が言う意図は分からない。

・原発を止めることが現代の事態を解決する道。

・冷温安定をめざす冷却はなかなか難しい。格納容器が破損しているため、水を入れても外に出てしまう。これ以降も続けると汚染水が出続けるため、循環させるためのラインを作らないといけない。が、壊れているものを補修するのは難しい。できないのであれば、破れているものの外側に防壁を作り、その内側で循環させるべき。

・サプレッションチェンバーは建屋の床よりも下のレベルにあり、それが壊れているのであれば汚染水が地下水に流れている。ピットなどはただのコンクリートの構造物であり、見えないだけでどんどん漏れているはず。

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