改めて読む 3月12日の小出先生のメール

福島第一原発の事故につき、発生翌日の2011年3月12日に小出裕章氏がメーリングリストに送られたメールがあります。既に目にされている方は多いと思います。

ですが、これを今読んでみて、政府や東京電力および日本の大手マスコミから出てくる情報が、事故の後の一ヶ月でどのように(なしくずし的に)変遷してきたかを考えるとき、このメールに表現されている小出先生の慧眼は極めて明らかです。

そして、周辺地域での対応が、希望観測的な意見(当時この小出先生のアドバイスをデマと決めつけていた意見も含む)ではなく、より正確な分析と理解から生み出される見解に基づいて行われていたなら、と思わずにいられません。

以下、転載です。
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MLで、京大・原子炉研究所の小出先生からのメールが届きました
普段、こういったニュースには慎重な意見を言われる先生がここまで書くのは余程のこと
転載します

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皆様、福島原発は破局的事故に向かって進んでいます。
冷却機能を何とか回復して欲しいと願ってきましたが、
できないままここまで来てしまいました。
現状を見ると打てる手はもうないように見えます。
後は炉心溶融が進行するはずと思います。
それにしたがって放射能が環境に出てくると思います。
その場合、放射能は風に乗って流れます。
西向きの風であれば、放射能は太平洋に流れますので、日本としては幸いでしょう。
でも、風が北から吹けば東京が、南から拭けば仙台方面が汚染されます。

今後、気象条件の情報を注意深く収集し、
風下に入らないようにすることがなによりも大切です。
周辺のお住まいの方々は、避難できる覚悟を決め、情報を集めてください。

2011/3/12  小出 裕章

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