5月31日 ゼオライトとバーミキュライト 小出裕章 (MBS)

2011年5月31日

2011年5月31日(火)、MBS(毎日放送)ラジオ「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。

番組案内

2011年5月31日【火】
チェルノブイリから福島第1原発を考える
 今夜は医師で、チェルノブイリ原発事故の被災者の支援を続ける振津かつみさんに、福島第1原発事故についてご意見を伺います。
 振津さんは、“福島”の事故直後、現地入りし、住民の支援も行ってきています。チェルノブイリ以上の汚染に驚愕し、放射能の影響を受けやすい子供たちへの心配は日々、高まるばかりだといいます。チェルノブイリを見てきた医師の視点から、福島事故をどう見るのか、話を聞きます。
 京大の小出先生には今夜も、最新の原発関連ニュースについて、解説していただきます。

録音

【福島原発】5/31/火★海洋汚染について

要約

・(2号機で新しい試みが始まった。使用済み燃料プールで循環する冷却装置を31日夕方から試運転し、20時に本格稼動した。期待できるか?)分からないが、良かったと思う。

・(2号機ではプールからの蒸発で作業できなかったが?)2号機だけは爆発による建屋の損傷がないため、蒸気が出ると充満してしまうから、今回冷却装置ができてよかった。

・(冷却装置は難しいと思っていたが簡単だった?)2号機は爆発がおきておらず、まずはそこからということだろう。これからどんどん難しくなる。

・(これまで原子炉建屋からタービン建屋に汚染水が漏れているが?)それとは関係ない。2号機はサプレッションチェンバー(圧力抑制室)に大きな穴があいていて、水がそこからあふれてタービン建屋にもれており、使用済み燃料プールで循環冷却ができたとしても、タービン建屋への汚染水の漏れには関係ない。

・(リスナーからグリーンピースの海洋汚染調査について質問。原発から50キロ離れている地点の海藻からキロ当たり1万ベクレル超の放射性物質が検出された。これをどうとらえるか?)普通は1キロあたりでは検出できない。これはとてつもない汚染。私ははじめから海の汚染を調べるためには海藻を調べるのが第一と言ってきた。海藻は逃げられないため汚染がよくわかる。海の汚染は、まず海藻、次に貝類、最後は魚を調べる。どうして海藻のデータを公表しないのかこれまで不思議に思ってきた。魚から調べれば値は小さく見える。

・(水産庁は放射性物質は魚に蓄積しないと言う。海洋学者は蓄積するという。政府の言うことは本当だろうか?)私は海洋学者ではないが、濃縮すると思う。魚は回遊性のため、事故後すぐに濃度が高くなることはない。本来は海藻から調査すべきだった。

・(グリーンピースがまず海藻から調べているのは科学的?)そうだ。

・(日本政府はグリーンピースの調査にいい感触をもっていないようだが?)そんなことを言うなら、さぼらずに政府自らやるべきだ。

・(離れた地点の海藻で1万ベクレルというのはどう考えたらいいか?)今後海藻、わかめ、ひじきは猛烈な汚染が出てくる。

・(汚染は高くなる一方か?)そうでもない。放出される量と生き物の代謝のバランス。ただ膨大な量の放射性物質が出ているため長期に渡って汚染は続く。

・(調査結果の公表を続けるべき?)それを公表すると多くの人は食べたくなくなる。すると地域の漁業は崩壊してしまうだろう。

・(2号機3号機の外にシルトフェンスを作っているが効果は?)多分ない。

・(6月2日から新たに浄化装置を稼働させ、ゼオライトにセシウムを吸着させるそうだ。効果は?)私はバーミクライト(バーミキュライト)がいいと思う。これは、ありふれた安価な土壌改良材だがセシウムにはいい。ゼオライトもやらないよりはいい。ただ今現在のセシウムを全部捕まえようとすると、どちらにしても大した効果はない。

・(汚染水が海へ出たことで皆が大騒ぎしたが今はそういう報道はない。出ていないのか?)もちろん出ていて、毎日海に流れている。9万トンの汚染水はトレンチ、タービン建屋、立坑にたまっている。これらすべてはコンクリ構造物で、地震でできた亀裂から必ず常に漏れている。地下にしみて海に流れていると思う。

・(その値はデータとして出されていないが?)調べていない。ピットの水を止めようとしたが、あれは見えていたもので、その濃度を測れば計算はできた。今は地下経由で流れており、評価ができない。一刻も早く汚染水をトレンチ、地下、立坑から取り除かないといけない。

・(海上から定点観測は出来るはずだが?)していない。沖合での定点観測でもいいし、日々調べることが必要。だが、東電や政府としては海の汚染を認めたくない、小さく見せたいということだろう。

全体文字起こし

5月31日MBSラジオ小出裕章氏「海洋汚染等について」


5月30日 5号機も6号機も安心できない 小出裕章 (MBS)

2011年5月30日

2011年5月30日(月)、MBS(毎日放送)ラジオの番組「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。

番組案内

2011年5月30日【月】
計画的避難の期限迫る… ある畜産農家の苦悩
福島県飯舘村は、福島第一原発事故の影響で、村の全域が「計画的避難区域」に指定されています。政府はすべての村民に対し、5月下旬をメドに避難するよう求めていて、村によると、村民およそ6500人のうち4400人が、すでに村外に避難しました。一方で、しばらくは村にとどまることを決めた住民も… そのうちの1人、村で10代続く畜産農家の男性に電話をつなぎ、今の思いなどをうかがいます。
また、きょうも京大原子炉実験所の小出裕章さんに、福島原発事故の問題について解説してもらいます。

録音

【福島原発】5/30/月★「ただちに影響は出ない」と言う言い方 1/2

【福島原発】5/30/月★「ただちに影響は出ない」と言う言い方 2/2

要約

・(飯舘村で積算放射線量が20ミリを超えた。これはどういう値か?)日本の普通の人は年間1ミリと決まっている。ごく特殊な職業についている私のような人は20ミリまで我慢するというのが日本の法律。福島事故がおこり、普通の人も年間1ミリでは済まない状況。そこで日本の国は普通の人も20ミリまで我慢させると言い出している。飯舘村のような猛烈な汚染地域の人は、それすら超える被曝をしているということ。

・(チェルノブイリと比較すると?)チェルノブイリ事故で40万人が避難した強制避難地域を上回る汚染だ。

・( 二ヶ月半でこの積算数値。この地域で生活は無理か?)家に戻りたいという人がいるのは理解できるし、そういう人がいるのであれば支援しなければいけない。が、あまりにひどい汚染であり、被曝を避けるために避難するしかないと思う。

・(いま出来ることはあるか?)土壌をはぎとるのは有効。学校の校庭を削ることは出来る。が、酪農や農業にとって土をはぎとることは生きる手段を奪うこと。実質的には出来ない。被曝覚悟で住み続けるか、移住するかどちらかの選択しか無い。

・(東電作業員二人が数百ミリシーベルトの放射線を浴びた恐れがあると発表があった。どういう数字か?)普通は年間1ミリという決まり。私のような特殊な人でも年間20ミリ。福島の事故を収束させるためには20ミリの基準は守れないということで、この作業に限っては250ミリまで許すと特別に決めた。これ自体が途方もない基準だが、それを超えるほどの被曝だ。

・(癌発症のリスクは100ミリを超えると少し高まると言っているが?)違う。100ミリを超えると確実に高まることは既に証明されているということ。それ以下の被曝だと疫学的には証明できないが、100ミリ以下でも癌が出ると考えるべきというのが現在までの学問の知識を総合して考えたときの到達点。10ミリでも1ミリでも癌は増えると考えないといけない。

・(ただちに健康に影響はないと東電は言うが?)事態が過酷だということは3月11日の時点で気づいており、すべての作業員にマスクをさせるべきだった。又はさせていなかったのであれば、すぐに内部被曝を調べるべきだった。すぐには影響が出ないというのは当たり前のこと。心配なのは何年、何十年かして癌の発生率が増えること。枝野さんは直ちに影響はないというが、被曝というのはそういうものではない。

・(内部被曝のほうが外部被曝より多い可能性が高いというが、内部はすぐには分からない?)内部の評価は難しい。今日の発表はホールボディカウンターで計測した結果。あとは、身体の中に取り込んだ放射能からどれだけ被曝するかを計算するしかない。外部被曝はすぐに測定できるが、内部被曝は測定自体に時間がかかるし、計算で評価しないといけない。

・(内部を測定するのはどんなことで時間がかかる?)外部は身体の外に測定器をつけておけば分かる。取り込んでしまった放射能を測るには、全身測定器という特殊な測定器を使って身体から飛び出してくる放射線を測定する。かなり手間ひまがかかる。

・(全身用測定機はどこにでもあるわけではない?)ない。特殊な目的に限って使う装置であり、数が間に合わない為にここまで来たのだろう。

・(厚労省が復旧作業の作業員の被曝線量の上限を撤廃することを決めたというが?)報道で混乱がある。放射線業務従事者は5年間で100ミリという基準。1年に限れば50ミリまでという基準。5年で100ミリはこの状況では守れないから250ミリにするとなった。だから厚労省は既に変えている。それを更に緩めるのではないかと私は危惧していた。

・(ある程度の歯止めさえなくそうということ?)そうだ。

・(それはどういうリスクを引き起こす?)作業員が癌で死ぬ可能性がどんどん増えてしまう。

・(厚労省は本来それを食い止めるところであるはずだが?)そんなことを言っていられないほどひどい現場になっている。事故の進行がひどいものになるということを、東電と国ははっきりと言わないといけない。

・(5号機は停止していたから安心と思っていたが、安心できない?)もちろん。4号機も停止していたが、ポンプが停止したために燃料プールで水素爆発が起こった。5号機も6号機も同じことだ。

・(こういうことはよくある?)よくある。ポンプ停止は年がら年中ある。

・(よくあることだから公表が半日遅れた?)特別なことではなく、ありうること。次々とそういうことが起こっている。

全体文字おこし

5月30日MBSラジオ小出裕章氏「飯舘村の積算線量、内部被曝等について」


5月30日 1号機の循環注水冷却は不可能 小出裕章 (zakzak)

2011年5月30日

2011年5月30日(月)、ZAKZAKの記事で小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)のコメントが紹介されました。転載させていただきます。(小出先生部分太字)

東電“でたらめ”幹部が開き直った!「工程表は努力目標」 (2011.05.30)

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 東京電力福島第1原発事故ではこれまで問題がなかった5号機で冷却用ポンプが故障し、原子炉の温度が急上昇した。相次ぐ予想外のトラブルにより、6~9カ月での収束を目指した工程表の見直しは必至。「年内の収束は不可能」(東電幹部)との声も出てきた。予定通りに進まぬ作業は“制御不能”の印象を強くし、国民の不安は増大するばかりだ。

 東電によると、5号機で原子炉や燃料貯蔵プールを冷却するためのポンプが28日夜に停止しているのが見つかった。発見された同日午後9時ごろには原子炉内の温度は約68度、プールは約41度だったが、29日正午にはそれぞれ約94度、約46度まで上昇していた。その後、予備のポンプが起動して冷却が再開された。

 第1原発では1~3号機でメルトダウン(炉心溶融)が起き、原子炉圧力容器の破損も明らかになった。ある東電幹部は「1~3号機の収束作業は同時進行できていない。1基ごとに同様の遅れが生じると9カ月という期限もギリギリ」と、年内の収束はほぼ不可能との見解。そもそも、「9カ月という期限はあくまで努力目標だ」(別の幹部)との声もある。

 小出裕章・京都大原子炉実験所助教(原子核工学)は、年内収束を目指す工程表にはもともと無理があったとみている。

 「東電は収束の合理的な見通しを示していない。政治側から言われて、無理やりロードマップを書いたのではないか。現在進めている循環注水冷却もメルトダウンした1号機では格納容器自体がすでに大きく損傷していると考えられ、不可能だ。あきらめて原子炉建屋周辺を含めた全体をセメントなどで覆い、汚染を広げないようにするしかない」

 5、6号機ではこれまで、地下水の流入で非常用発電機などが浸水しかかったほかは問題もなく、冷温停止状態を保ってきた。ところがここへきて起こった5号機の冷却停止トラブル。27日には第2原発の1号機で照明用の分電盤を焼く火災もあった。こうした第1原発1~4号機以外で発生する事態は作業進行の妨げとなるばかりか、「工程表通りに進まず、コントロール不能との印象を広めている」(原子力関係者)。見切り発車のスケジュール提示により、国民の不安はふくらみ続ける。
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5月28日 周防大島での講演会 小出裕章

2011年5月28日

2011年5月28日(土)、山口県の周防大島で小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)の講演会が開かれました。台風に伴う荒天にもかかわらず、会場が満員となったということです。

録画

★小出裕章氏講演 (1) 於山口県周防大島町 2011年5月28日

★小出裕章氏講演 (2) 於山口県周防大島町 2011年5月28日

★小出裕章氏講演 (3) 於山口県周防大島町 2011年5月28日

★小出裕章氏講演 (4) 於山口県周防大島町 2011年5月28日

★小出裕章氏講演 (5) 質疑応答 於周防大島町 2011年5月28日

★小出裕章氏講演 (6) 質疑応答番外編 於周防大島町 ’11年5月28日

講演レポート

写真を含むリアルな報告です。お知らせいただきありがとうございます。

行ってきました周防大島!(小出先生写真館?)

講演資料他

小出裕章 「原子力の恩恵とリスク」周防大島について考える有志一同による講演会 5月28日

報道(転載)

(1) 周防大島で反原発講演会「火力と水力で十分」 (asahi.com 2011年5月30日)

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 山口県周防大島町で28日、原発に反対する研究者の講演会が開かれた。会場となった橘総合センターは、上関原発予定地から30キロ圏内に入る。約400人が詰めかけ、耳を傾けた。

 京大原子炉実験所の小出裕章助教を地元有志が招いた。小出さんは福島第一原発の事故の様子をスクリーンに映し、「原発が事故になればとてつもないことになると分かっていたから、東京電力は原発を管外に造った」と指摘。「原発を全部止めても火力と水力で十分足りる」として、周南市議会が上関原発中止を求める意見書を出すことを評価し、「原発は即刻なくなるべきものだ」と訴えた。

 会場の女性が「火力発電を増やせば二酸化炭素(CO2)が増え、温暖化が進むのでは」と質問したのに対し、小出さんは「石油を燃やせばCO2ができるが、ウランを燃やせば猛毒の『死の灰』ができる。無毒化する技術はなく、100万年先まで保管する必要がある。それに目をつぶってCO2を悪く言うのは違う」と答えた。

 同町久賀の主婦(64)は「目からウロコだった。一人ひとりに伝えて上関原発は絶対阻止しないと」。主催した浜本康裕さん(28)は「たくさん来てくれてびっくり。原発について考えるきっかけになれば」と話した。(渡辺純子)
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(2) 支局長評論:周南 大島の不安 /山口 (毎日新聞 2011年6月6日 地方版)

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 「1930年当時、あと何年で石油がなくなると考えられていたと思いますか」。小出裕章・京大原子炉実験所助教(61)からの問いかけで講演(周防大島町で5月28日)は始まりました。

 答えは「18年」です。小出さんは公開されているデータを元に説明を続けます。予想通りなら石油が一滴もないはずの50年には「20年」。今は「50年」と言われており、小出さんは「石油がすぐなくなるから原子力が必要というのは、いんちきだった」と強調します。

 電力の約30%を原発が供給しています。しかし、火力や水力、大企業の自家発電など全ての発電能力からみると、原子力は18%に過ぎず、他の発電をフル稼働すれば「原子力を即刻止めても困らない」と言い切ります。

 会場の女性から、火力発電に頼れば、二酸化炭素を増やし温暖化が進むのではないか、という趣旨の質問が出ました。

 小出さんは「化石燃料を燃やせば二酸化炭素が出ますが、原発を燃やしてできるのは猛烈な毒物の死の灰です。標準的な100万キロワットの原発は、1年間で広島原爆の1000発分の死の灰を生み出しています。想像できますか」。かつて原子力に未来を夢見てその世界に飛び込んだ小出さんは続けます。「私たちはウランを核分裂させて死の灰を作っても、死の灰を無毒化する力はないのです。どうしていいかわからない。100万年間毒物であり続けるのです」

 周防大島は大半が上関原発予定地から30キロ圏内にあり、町議会で「認められない」との意見書が採択される見通しです。

 講演会は、09年7月に千葉県から父の故郷の周防大島に移り住んで就農した浜本康裕さん(28)が企画しました。雨の中、島内外からほぼ満席の約410人が来場しました。「安全神話」が崩壊した今、「絶対安全」に説得力はなく、国政も頼りになりません。

 会場は真剣でした。<周南・大澤重人>
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講演案内(転載)

よくわかってない、原発のこと。
賛成、反対はひとまず置いて、
まずは、ちょっと勉強してみよう。

上関原発予定地から30キロ圏内に住む私たちのこれからのお話をしてみませんか?
原子力の恩恵とリスクを、原子力の専門家から学ぶ

小出裕章氏講演会
2011年5月28日(土)
講演14:00~16:00(開場13:30)
会場 橘総合センター・ホール
大島郡周防大島町大字西安下庄445-2
定員300名 (参加費無料)
主催:周防大島について考える有志一同

参加された方々の声

twitterに、参加された方たちのツイートがありましたので、転載させていただきます。

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adachirikiya 足立 力也
小出裕章講演会in周防大島なう。冒頭に曰く「原子力に恩恵などない!」

小出語録「ウランの可採年数は石油より小さい。こんなものが未来のエネルギーになるわけがない」

小出語録「人を被曝させるのはまっぴらごめん。しかし強制移住によって生活を破壊するのもまっぴらごめん。どちらも選択しないためには、原子力をやめるしかない」

小出語録「電力会社も労働組合も本当に腐ってる!」

小出語録「二酸化炭素が怖いなら原発なんかやめなきゃいけない」

小出語録「3/15くらいに東京にもものすごい量の放射性物質が降った。多いのはセシウム137。汚染度からいうとギリギリか」

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nahchah キャメロンNatsumeディアス
山口周防大島での小出さんの講演が終わった。淡々と原発が必要のないエネルギーだということを資料と共に語り見せ付けてくれた。そんな小出さんが、いまの福島の現状を質問されて、悪夢をみているようだと・・言葉を詰まらせながら伝えてくれた。涙が溢れた。

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Hero_Yesman 井上 ひろやす
自身の中に、定義、哲学は必要だ。…この国の未来の為、子供逹の為に原発はいらんな。実行委員の皆様、お疲れ様でした。小出氏の講演終わり。大変、有意義でした。ありがとう。

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yudukinikogare 夕月
山口県(小出裕章さん講演会)満員御礼! 凄く様々な地域から、沢山の方々があしを運んでくださいました。原子力に対する意識が変わり始めたね! yfrog.com/h4ycwxsj

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takamakostopper いわくにストッパー
小出裕章先生、笑顔です。(^o^) http://p.twipple.jp/qAKtu

今日の小出裕章先生の講演会、ボクみたいな素人でもよく理解出来た。政府、行政、電力会社は真実を公開すべきだ。原発推進を唱える偉い人達はエネルギーが足りないという根拠を示してもらいながら小出先生と国民の前でTV討論会をしてもらえたらと思う。そして国民投票で賛否を問うのはどうだろう?

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noricolita Nolita Rico
小出裕章さんと握手をした。 彼の行動の根本に「愛」を感じたからです。 あ た た か な お お き な 手  つ よ く な っ た 私

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eitomoro 英智郎
今日、周防大島であった小出さんの講演会に行ってきた。論旨明快、はっきりしている。福島でこういう事態が進行しているにも拘らず、今もって原発を推進しようという輩がいる。信じられない。子供には「嘘をつくな、間違っていたらすぐに謝罪しろ」と言ってきたという人がいる。大人だって一緒だぞ。

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5月27日 とてつもなく困難な状況 小出裕章 (FM797)

2011年5月27日

2011年5月27日(金)夜、FM79.7京都三条ラジオカフェ(環境市民、NPO京都コミュニティ放送)の原発災害特別番組に小出裕章氏が電話出演されました。

録音

1-2【福島原発】 小出裕章氏・細川弘明氏にきく

FM797原発災害特別番組 2011/05/27OA
http://www.ustream.tv/recorded/14987194

【FM797原発災害特別番組】
~原子炉と放射能汚染の状況~京都大学原子炉実験所 助教 小出裕章先生、京都精華大学 教授 細川弘明先生に聴く。
http://797podcast2.seesaa.net/article/205017494.html


要約

・(メルトダウンとは何かについて再度説明を)原子炉には三種類ある。ひとつは燃料のウランが存在する炉心。それを入れている巨大で頑丈な圧力鍋のような圧力容器。更にその外には放射能を閉じ込める最後の砦である原子炉格納容器。メルトダウンとは、ウランの燃料が溶けて(メルト)下に向けて落下する(ダウン)ことを示す。ウランが溶けるということは2800度を超えて熱くなっているということで、放射能が大量に出る。それが起きたと東電が発表するようになった。

・(1号機ではウランが格納容器の外にまで落ちているということでいいか?)最後の防壁である格納容器が既に壊れて放射能が外に出ている可能性が高い。

・(放射能が外にもろに出てしまっている?)外に出る出方もいろいろある。最も恐れていたのは爆発的な現象により大気中に放射性物質がばらまかれること。現状では燃料が格納容器を溶かして地下にめりこんでいっている。つまり最も恐れていた事態とは少し違う形で環境に漏れている。今後長期間に渡ってそれが続くということ。

・(出されている情報が正しいかどうか分からない状態で先生に説明をお願いするのは申し訳ない面もあるが、頑張っていきたい)私も分かる範囲で答える。

・(2と3号機のメルトダウンは1号機とは違う?)分からない。1も2も3も炉心の半分まで水があると東電はつい最近まで言っていた。1号機は炉心の水位計を調整した結果、水がないことが分かった。2号機と3号機も水位計を調整すればこれも水がないということが判明するだろうと東電は言っている。本当かどうか分からないが。分からないということは、状況が困難ということを示している。

・(3号機は汚染水が漏れていることが判明したため、移送もしないとなっているが?)原子炉内は限られた空間であり、あふれた水の一部は海に漏れているだろう。早急になんとかしないといけないが二ヶ月間手をこまねいて見ているだけという状態。

・(冷却水の循環の仕組みは無理?)構築すべきと思ってきたが、すでに1号機では炉心が溶けていて、格納容器にも穴があいていれば循環式の仕組みはできない。

・(2号機と3号機は?)1号機と同じことである可能性はある。が、循環式の回路をつくる努力は続けるべきと思う。破局を避けるためには冷やすことが大切。続けるしかない。

・( 出てきている数字、放射性物質から、2と3号機に破損があるかどうかは分かる?)それは分かる。必ず破損している。2号機は圧力抑制室(サプレッションチェンバー)で爆発があり穴があいている。3号機も圧力が上がらないことから穴が開いていることは明らか。

・(もし穴があいていないとしても、2号機3号機も1号機と同じことになる可能性がある?)ある。格納容器の下の地面にめりこんでいくならまだいい。格納容器自体が破損して空気中に放射能が撒き散らされることは避けないといけない。とにかく炉心を溶かさない努力が重要。

・(冷やす作業を続けるためには汚染水を処理しないといけない?)そうだが、冷やすために水を入れるほど汚染水が増えるという悪循環。とてつもなく困難な状況。


5月26日 ものを言う気がなくなった 小出裕章 (MBS)

2011年5月26日

2011年5月26日(木)、MBS(毎日放送)ラジオ「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。

番組案内

2011年5月26日【木】
原発暴発阻止行動隊って?
誰かがこれをやらねばならぬ。ならばシニアよ集え、福島第一原発に!と呼びかけているのがきょうのゲストで元エンジニアの山田恭暉さん(72)です。さまざまな職業を経験した165人の応募があったといいます。確かに原発復旧作業の長期化は間違いなく、若い世代ほど放射能の影響を受けやすいとは言いますが、ちょっと過激な気も・・・とはいえこれといった解決策がないのも事実です。山田さんに「原発暴発阻止行動隊」呼びかけへの思いを聞きます。京大・小出さんの原発事故解説も。

録音

いつも録音を公開していただき、ありがとうございます。

【福島原発】5/26/木★高圧注水系(冷却装置配管)津波の前に地震で破損か?

要約

・(福島第一原発で、震災翌日に海水注入が一時中断されたとしていたが、実際には東電の所長判断により中断はしていなかったと発表された。どう思うか?)ものを言う気がなくなった。何日も議論していたが、すぐに分かることなのになぜ今言うのか不思議。東電の発表はこれまでもコロコロ変わるし、何が本当なのか分からなくなった。

・(海水注入の準備について、東電から原子力保安院だけでなく内閣官房にも通知されていたのに、菅総理には伝わっていなかったそうだが、どうか?)菅さんに伝わったところで彼は何もできないから実際はどうでもいい。だが、連絡はすべき。

・(福島原発から40キロの地点に住むいわき市のリスナーから質問。燃料が地中にもぐって地下水に触れて爆発する可能性は?飲み水等への影響は?)水蒸気爆発は多分起きないと思う。溶けた燃料が圧力容器の中で水と接触すると爆発することを恐れていたが、すでに格納容器に落ちている。その更に下にも落ちていている場合でも、地下水に触れたとしても爆発にはならないだろう。ただし地下水を汚染し、それが海に流れ、井戸水に混ざるということがあってはいけない。

・(爆発はないが高い汚染の可能性はある?)ある。大気中の汚染が最も危険だと思っているが、その危機は1号機に関しては過ぎた。あとは地下水を汚染する、あるいは海に流れるということが問題。それは当然重要問題。食い止めないといけない。

・(1号機が空気をひどく汚染する最悪の危険がなくなったとするのはなぜか?)恐れていた最悪のシナリオは、炉心が溶けて落ちたときに圧力容器の底に残っている水と反応して爆発するということ。そうなると格納容器も破壊され、大気中に大量の放射性物質が排出されてしまう。1号機についての東電の説明が本当なら、すでにメルトダウンしており、圧力容器から格納容器に漏れているという説明。それなら圧力容器内の爆発はない。

・(2号機と3号機は?)分からない。半分まで水があるというデータが続いている。炉心全体がメルトダウンしている状態ではないと思うしかない。そうならば、水蒸気爆発の可能性は残っている。ただしこれについても、東電は水位計が壊れている可能性、水が残っていない可能性を数日前から言っている。どういう状態になっているか知ることすらできない状況だ。

・(石川県のリスナーから質問。夫が第一原発建屋を覆うカバーをかける仕事に行く。中学生の子どもがおり、夫が家に放射能を持ち帰るのが心配。内部被曝も検査できる?)やる気になればできる。が、多分やってもらえない。内部被曝を測定するのは手間がかかるから全作業員には実施していないだろう。

・(となると、安全かどうか判断できない?)そうなる。防護服とマスクは内部被曝を防ぐため、それを装着していれば大丈夫と東電は判断しているのだろう。ただし外部被曝は防護服やマスクでは防げないから、線量計で測っている。

・(内部も外部も影響があるのは間違いない?)もちろん。内部被曝を測るのは手間暇がかかる。本来はやらないといけないが、かなりの人数の作業員がおり、すべての労働者の内部被曝測定はできないと思う。建屋の汚染区域に入る人は測定しても、そうでない人はしていないだろう。

・(内部被曝は専門の医療機関で日数をかけて行う?)方法は二つ。一つはホールボディカウンター。特殊な部屋に入り身体の中の放射性核種を直接測定する。もうひとつは小便大便等の排泄物を集め内容物を測定して推定する方法。これもやろうとすると大変。

・(沢山いるから実施は難しい?)できないわけではない。機器1台で1人30分だと1日50人程度。排泄物の検査も手間暇かかる。毎日何百人を測定するのは難しいだろう。

・(放射能を家に持ち帰るのではないかと不安ということだが?)原則的にゼロにはできない。着た防護服を捨ててくることが必要。クルマで入構するのは避けたほうがいい。汚染検査の基準が高いため、汚染しても見逃されて戻ってくる。持ち帰る物を少なくしないといけない。

・(福島第一原発の高圧注水系の配管が津波の前に既に壊れていたことが解析で判明した。最重要の機械で、地震で壊れたことはないと東電が言っていたものだが?)深刻。東電は、地震では持ちこたえたが津波が原因で事故となったという説明で乗り切ろうとしていた。中部電力の浜岡原発は東海地震の予想震源域の中心。地震を恐れて菅さんは浜岡原発を停めたのに、いつの間にか津波と防潮堤の話になっている。今回も地震が原因の可能性が高く、地震に注意を払わないといけない。

全体文字おこし

5月26日MBSラジオ小出裕章氏「1号機燃料の今後、労働者被爆検査、地震による配管損傷等について」


5月26日 原発の耐震基準見直しを 小出裕章 (zakzak)

2011年5月26日

2011年5月26日、ウェブサイトZAKZAKの記事で、小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)のコメントが見解が紹介されています。転載させていただきます(小出先生部分太字)。

東電“甘すぎる”データ分析のツケ…原発すべて耐震見直しか
(2011.05.26)

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 福島第1原発3号機で緊急時に原子炉を冷却するシステムの配管が「津波」ではなく、「地震」で破損した可能性があることが東京電力の解析結果で明らかになった。炉心冷却系の配管は、最も高レベルの耐震性が求められる重要機器のひとつだが、実際に地震で重要配管が傷んだとすれば、全国にある原発の耐震設計の見直しに影響を与えかねない重大事態だ。

 経済産業省原子力安全・保安院によると、3月11日の地震による同原発2、3、5号機の揺れは、事前に想定した最大の揺れの強さ(基準地震動)を最大3割超えた。

 東電は、解析結果について「計測機器の故障も考えられる」としているが、同原発1号機では、地震発生当夜に原子炉建屋内で極めて高い放射線が計測され、揺れによる機器や配管の破損が疑われた。

 こうした経緯から、大阪大の宮崎慶次名誉教授(原子力工学)は「(配管の)損傷は地震によるものと推測できる。老朽化していた可能性もあるが、他原発の安全確保のためにも、本当に地震による損傷なのかを徹底的に検証する必要がある」と話す。

 政府は「今回の事故の最大原因は津波」との前提に立っているが、前提が崩れれば、全原発での地震対策や、国の原発耐震指針の見直しも避けられない。中部電力浜岡原発(静岡県)に続いて運転中止となるケースが出ることも考えられる。

 国の原発耐震指針では、基準となる地震の揺れを原発ごとに想定、重要機器が損傷しないよう求め、東日本大震災でも福島第1原発に関して経産省や東電は「安全性に十分な余裕があるので、想定を上回っても問題ない」と強調してきた。

 だが、京都大原子炉実験所の小出裕章助教(原子核工学)は「東電は計器の信頼性の問題を挙げるが、これまでも都合の悪いデータはそういった説明をしており、信用できない。実際に揺れによって損傷していれば、日本中の原発が当然問題となる。耐震指針の見直しが必要で、影響は計り知れない」としている。
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