7月21日 「総括原価方式の役割」「どうしても原子力をやりたかった理由」 小出裕章(そもそも総研)

※(追記)誤字がございました。「総括原価法式」と謝って記述していました。正しくは「総括原価方式」です。お詫びして訂正いたします。

2011年7月21日(金)、テレビ朝日「モーニングバード」の毎週金曜のコーナー「そもそも総研」にて、小出裕章氏がVTR出演されていました。コメント欄にてあさまに教えていただきました。またコメント欄にてしんちゃんさまに書き起こしを提供していただきました。

録画

※3分32秒あたりからと14分40秒あたりからの2回、ご出演されています。

内容書き起こし

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※3分32秒あたりから
(総括原価方式の役割とは…)

玉川「で、その部分についても、小出先生、また新しく本出しましたけども、この本の中にもコストの問題、書いてありますけれども、あの小出先生はこれについてなんというふうにおっしゃるか。で、VTR」

※VTR

小出「国が誘導してきたということなんですね。原子力発電所を電力会社にやらせるために。」

玉川「この総括原価方式なんですけれども。これどういう役割があったというふうに先生は思われますか?」

小出「電力会社の資産に比例するという形で利潤が決められたがために、電力会社としては資産を持てば持つだけ利潤が膨れ上がる、そういう構造だった、わけです。えー、原子力発電所というものは1基作れば何千億円という資産になりますので、作ってしまえばもうそれだけ比例計算で利潤が懐に入るという、もうとてつもなくうまい方式で、電力会社が優遇されてきてしまったのですね。」

玉川「同じ電気を作るのにも火力発電所よりも原発のほうが高いわけですよね。」

原発「高い。はい。」

玉川「ということは高い施設つくったほうが儲けになる。」

小出「そうです。そうです。」

玉川「そしたらやっぱり高いほう高いほうっていきますよね。」

小出「そうやって来てしまったわけですね、こんにちまで。」

玉川「ってことは逆にいうと総括原価方式があったから、利益を出す、民間企業ですから、利益を出すために原発をいっぱい作ったという側面もあるんですか?」

小出「そうです。そのように、まあ、逆な言い方をすれば国が誘導してきたということなんですね。原子力発電所を電力会社にやらせるために。」

玉川「ああー、はいはい」

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※14分40秒あたりから
(どうしても原子力をやりたかった理由とは…)

小出「原子力というのは、私からみると、核と同じものなんですね。日本人が言う「核」と同じものなんですね。つまりまあ、軍事利用と切っても切り離せない技術なのであって、国家としてはそのことを始めから知っていて、原子力の平和利用だと標榜しながらも核兵器を開発する能力、技術的能力というのを保有し続けたいという思惑が、わたくしは国にはずっとあったと思います。でいずれにしてもまあ国、日本の国というのは原子力をやると決めたわけですね。やると決めた以上は民間企業を巻き込まなければできなかったわけで。で、そのためには電力会社にうまみをあたえなければいけない。その1つが総括原価方式で、原発を誘導するということだった」

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