9月29日 もう原発がなくても電力の供給という意味では全く問題ない 小出裕章(そもそも総研)

2011年9月29日(木)、テレビ朝日「モーニングバード」内コーナー「そもそも総研」に小出裕章氏がVTR出演されました。コメント欄にてしんちゃん様のより、文字おこし原稿をいただきました。

テーマは、「そもそも”電気料金は本当に安いのか?””電力は本当に足りないのか?”はどうなった?」です。小出氏の他に、立命館大学の大島堅一氏、元通産官僚の古賀茂明氏、河野太郎議員のコメントも使われています。

動画
http://www.dailymotion.com/embed/video/xldi4i

ちなみに、そもそも総研のディレクター玉川徹氏が小出裕章氏や古賀茂明氏の取材を通して書き上げた本が出版されています。

玉川徹のそもそも総研 原発・電力編

小出氏インタビュー部分の文字おこしは、以下のとおり。

  「反原発の旗手はどう見る?電力供給のこれから」

玉川「7月8月の東京電力の供給電力と使用電力の実績をきょう聞いたんですけれども、まず、この表、数字を見てですねどのように思われますか?
(夏のピーク時電力使用実績・・昨年5999万kwから今年4922万kwへ。供給力は・・昨年6412万kwから今年5460万kwへ)

小出「去年の使用実績に比べると、今年はずいぶん減っている。つまりこれは消費者の方で節電したということのあらわれです。これは大変いいことなのであって、電気を無駄に使わない、エネルギーを無駄に使わないということで、もう十分現在の発電設備、原子力なんかすべてやめても間に合うということが実証されたわけだし、今後もエネルギーを無駄に使わないというような社会に向かっていってほしいと願います。」

玉川「あの、これ今まで原発がないと電気が足りないっていうふうな話だったんですが、とりあえずこの今年でわかることはですね、私が見て思ったのは、その原発をやめてもまだ火力と水力で足りると。」

小出「十分足ります。少なくとも去年膨大に東京電力の原子力発電所が動いていたものが、今は福島を中心にほとんどが止まってしまって、なおかつまあ少し柏崎の所で動いているのですね。でもこれだけ原発減らしても十分間に合うということなわけですし、それなりのまあ重油代が上がったかもしれないけれども、もう電力の供給という意味では全く問題ないということだと思います。」
                              (以上書き起こし終わり)
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他の方々の発言等も一部ご紹介させていただきます。

・原発コスト、政府の方でも試算案が 1kwh 16~20円 の話が出てきてるそうですが(以前は電気事業連合会は 5.3円 大島氏試算は10.68円)、どうも国家戦略室が大島氏に聞きに行ったそうです。
大島氏によると、財政コスト(原発立地の税金など)やバックエンド費用(原子力発電の後処理費用)などを入れているんだろうということです。

・大島氏が「国家戦略室コスト等検証委員会」に参加決定しましたが、古賀氏によると、「一人二人改革派が入っても、結局少数派になって黙らされるっていうのがある。政府に懐疑的な目を持ってる人がかなりの数入るかがポイント。電力に関しては圧力や誘導をいかに防ぐか・・委員は電力関連会社の研究費をもらっているのであれば、全部公開する必要がある。」

・玉川氏が東電の夏のピーク電力状況を表で示して解説。
ポイント① 家庭の節電はいらないくらいだった(電力使用率 90%)
ポイント② もし来年すべての原発が止まって使用実績が今年と変わらなかったら,電力使用率93.5%で、予備率約7%あればなんとかなる。
        (来年、原子力-500万kw,火力復旧で+300万kw)

・河野氏「最初の無計画停電はかなりデタラメだった。経産省は少なくとも東京電力の供給体制を把握していないか、または隠していた。経産省の罪は重い。「原子力が止まったら危機ですよ」と危機を演出した感じは否めない。この夏は15%節電令でやったが、本来八月の一週間の午後何時間が電気が足りないのなら、その期間だけ電気代を高くすべきだと思う。市場メカニズムで電気の調整ができるようにルールを改正する必要がある。」 

・玉川氏の本が出版されます。「玉川徹のそもそも総研 原発・電力編
(古賀茂明氏、小出裕章氏とともに日本の「闇」に肉薄する名物レポーター渾身の書き下ろし) 講談社

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