10月11日 私なりの責任の取り方はあるだろうし、やろうと思う 小出裕章(スポーツ報知新刊レビュー)

2011年10月11日、小出裕章氏を、スポーツ報知が取材して記事にしました。コメント欄にてしんちゃんさまより教えていただきました。

以下転載。
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政府の食品暫定基準値が甘過ぎる…小出裕章著「知りたくないけれど、知っておかねばならない原発の真実」
2011年10月11日06時00分

放射線被害に関する発言が注目されている小出裕章助教(画像

 京都大学原子炉実験所の小出裕章助教(62)は、MBSラジオ(大阪)の報道番組「たね蒔きジャーナル」で、東京電力の発表より2か月も前に福島第1原発でのメルトダウンに言及するなど、事故直後から鋭い解説を続けた。番組でのQ&Aを日付順にまとめた著書「知りたくないけれど、知っておかねばならない原発の真実」(幻冬舎、1000円)は、今からでも知っておきたい放射線被害の解説書になっている。
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記事は以下のように続いている。

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 3月14日から出演を続けるラジオ番組「たね蒔きジャーナル」(月~金曜・後9時)で、小出助教はリスナーからの疑問に真摯(しんし)に答え続けた。公表データを基にした分析や解説を、政府・東電の発表が後から追いかけた。「ただちに健康に影響はない」に代表される歯切れの悪い発表に納得できない人々が、小出氏のわかりやすくてブレのない言葉に耳を傾けるようになった。

 関西ローカル番組での発言は、インターネットの動画投稿サイト「You Tube」や、内容を書き起こしたブログなどを通じて国内外に広まった。「政府、東電の発表があまりにも真実からかけ離れていると思っていました。聴いてくれた方々が、私の言っていることを受け止めてくれた。願ったわけではないけれど、私の言ったことを事実が証明してくれた」

 政府に対しては怒りを隠さない。「事実として、二度と人々が戻れない土地はすでに生じている。そのことを言わないまま、あたかも人々が戻れるというような幻想を振りまいている」

 政府・東電にやってほしいことは山ほどあるが、ひとつは食品の汚染度合いを正確に測定した数値の公表。子どもは大人に比べて放射線の感受性が4~5倍高く、被ばくに弱い。「政府が定めた食品の暫定基準値自体が高すぎる。“ほとんどは汚染してないよ”と市場に出回ってしまっている。どんなに低い値でも危険はある」と説明し、汚染食品を大人が引き受ける「R指定」表示を提言する。「正直言えば、どなたにも食べてほしくない。大人には今の社会を選んできた責任があるが、子どもにはない。とにかく子どもを守りたい」

 40年以上も危険性を訴え続けた小出氏にとって、原発事故は「敗北」だった。「私はこうならないことを願い続けてきた。大変無念だけれども、事実は目の前にあるわけです。私なりの責任の取り方はあるだろうし、やろうと思う」。子どもたちを守るため、これからも言葉を発し続けるという。

 ◆小出 裕章(こいで・ひろあき)1949年8月29日、東京都生まれ。62歳。68年、東北大学工学部原子核工学科に「原子力の平和利用」を夢見て入学するも、原発の危険性に気付き「反原発」の立場で研究、活動を続ける。74年から京都大学原子炉実験所助手(2007年から助教に呼称変更)。専門は放射線計測、原子力安全。主な著書に「原発のウソ」「原発はいらない」など。
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引用元:http://hochi.yomiuri.co.jp/book/news/20111011-OHT1T00054.htm

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