2011年10月23日(日) 、毎日放送テレビでドキュメンタリー「放射能汚染の時代を生きる~京大原子炉実験所・“異端”の研究者たち~」が放送されました。京都大学原子炉実験所の反原発の研究者たちを取材しています。
番組内容
技術先進国の日本では、決して起こることはないとされてきた原子力発電所の重大事故。3月11日の東京電力福島第一原発の事故で、それが現実のものとなった。京都大学原子炉実験所の助教、小出裕章さんと今中哲二さんは、原子力の専門家の立場で、重大事故の危険に警告を発してきた。原子力の世界で“異端”視されてきた彼らはいま、何を思い「フクシマ」後の世界をどのように生きようとしているのかを追う。
録画
http://youtu.be/hvi6GaecKM8
関連する報道は以下の通り。
=====(2011年10月21日(金)の朝日新聞夕刊)
放射能汚染 研究者たちの苦悩
毎日放送がドキュメンタリー
私たちはこれから放射能汚染とどう向き合っていくべきか。毎日放送(MBS)が、3月の東京電力福島第一原発の事故が突きつけた問題を取り上げ、ドキュメンタリー「映像’11 放射能汚染の時代を生きる 京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち」を制作した。24日午前1~2時に放送する。
「熊取6人組」と呼ばれた京大原子炉実験所(大阪府熊取町)の研究者たちは、原発の「安全神話」が主流だった時代から、約40年にわたって原発の危険性を訴え続けてきた。番組は、彼らに焦点を当て、現在も実験所に勤める小出裕章助教と今中哲二助教の事故後の半年間に密着した。
2人は3・11後、それまでと一変して脚光を浴びるようになった。福島市での講演で「残れば健康被害、逃げれば心が崩壊する」と苦悩しながらもリスクを率直に説明した小出助教。福島県で放射線量を測定し、住民に情報を提供する今中助教。それぞれの、危険性を指摘していながら事故を止められなかった痛恨の思いが浮き彫りになる。
津村健夫ディレクターは「被災地を思うと今も心苦しいが、原発についてフラットに議論をできるのは今しかない」と話す。「日本は、原発に関してこれからどう歩んでいけばいいのか、その判断材料にしてほしい」 (向井大輔)
※(管理人)Hiekoさんよりこの記事を教えていただきました。ずいぶん遅い掲載になったことをお赦しください。少々体調を崩していました。気を引き締めて頑張ります。
=====