5月11日「放射性物質と共生する方法について」京大原子炉実験所の小出裕章さんと今中哲二さん(朝日新聞)文字起こし

放射性物質と共生する方法について

放射性物質と共生する方法について話す京大原子炉実験所の小出裕章さんと今中哲二さん動画がYouTubeに公開されていましたので、本ブログでも共有致します。また、内容を文字起こし致しました。
なお、「動画の編集は朝日新聞」です。

【記事はこちら】 「孫に食べさせられるか…」福島の農業、不安との闘い

▼文字起こしは以下。

【福島の放射能汚染と農業の復興について】

京都大学原子炉実験所助教 小出裕章さん

放射性物質に汚染された農地で農業を続けるには?

浜通りもそうですし、中通り、福島市のある中通りですね、放射線管理区域にしなければいけないほどの汚染地帯なのであって、普通の方はそこに入ってもいけないのです。
ただし、私自身は農業を守りたいと思っていますし、被ばくしながらも農業を続けざるを得ない農民がいる限りは、そこから生産される生産物は、引き受けるしかないと。
子どもは、少なくとも被ばくから出来るかぎり守らなければはいけない。
逆に大人のほうは、放射線に対して鈍感ですし、これまで日本の原子力を許してきてしまった、そして、福島の事故だって防ぐことが出来ないまま引き起こしてしまった責任が大人にはありますので、大人が汚染を引き受けるということで福島の農業を支えるべきだと思っています。

福島県産米のほとんどが放射性セシウム1キロあたり25ベクレル以下。これは安全な値でしょうか

1キログラムあたり25ベクレルという基準から下回っているから安全だ、安心だ、汚染は無いんだというようなことは、まず間違いです。
福島の事故が起きる前に、日本で穫れるお米というのは、1キログラムあたり0.1ベクレル程度しか汚れていなかったのです。
もし、1キログラムあたり25ベクレルまで許すというなら、従来の250倍の汚染を許してしまうということになるわけです。
放射能というのはどんなに微量でもそれなりの危険があるということを覚悟しなければいけないのであって、安全とか安心とか大丈夫とかそういう言葉を使うこと自身が間違いなのです。

農家の人たちができるだけ放射線被ばくを減らして作業するために役立つことは

汚染をきちっと調べて、どこの汚染が強いかということをこまめに調べていって、そういう場所から放射性物質を取り除く。
田んぼというのは水が張ってあるわけで、水が放射線を遮ってくれますので、出来るかぎりはその水を張っておくとかですね、少しでも被ばくを減らすために効果のあることは何でもやると、いうことがまず大切だと思います。

放射性物質とどう付き合うか

京都大学原子炉実験所助教 今中哲二さん

今中さんが唱える「100ベクレルで2マイクロシーベルト」の被ばくの数値の意義は

100ベクレル取り込むことによって、我々のからだが被ばくする量が、あの〜だいたい2マイクロシーベルトぐらいだということを頭に入れていただけば、1キログラムあたり100ベクレルの食べものを1キログラム食べたらどれぐらいの被ばくになるかというのがざっと計算できると。
一番大事なのは、国民皆さん一人一人が、やっぱりあの〜放射能とは何ぞや、あの〜要するにベクレルとは何ぞや、シーベルトとは何ぞやと考えてもらって、そこの放射能の汚染レベルがどれくらい、そして被ばくレベルがどれくらい、そしてそれがもたらす影響があの〜どれくらいかというのを考えながら、判断していくことが大事なんだろうと思います。

▼動画

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