2月28日 東電・政府発表の言葉のウソ「除染はできません/(中間貯蔵施設は)1度やったらば動かない」小出裕章(MBS)

2012年3月1日

2012年2月28日(火)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。

テーマは……。

・この1年間、東電と政府が発表してきた言葉「一部損傷 爆発的事象 冷温停止状態 除染 中間貯蔵施設」のウソについて

です。ゲストのビデオジャーナリストの神保哲生氏とともに説明、批判しています。

番組内容

2012年2月29日【水】
ついに神保哲生さんが番組出演!
 今夜のゲストはビデオジャーナリストの神保哲生さん。福島第1原発の事故の発生以来、<たね蒔きジャーナル>同様、京大の小出裕章さんを自分の番組に出演させ続けてきた神保さんに、「原発とメディア」というテーマで、この1年を振り返り、問題を提議してもらいます。
 神保さんは原発事故の取材者の一人でもあるとともに、ラジオやインターネット番組のMCなども務めてこられています。そんな彼に、今夜は同じ問題意識を抱えてきた水野晶子アナが、するどく迫ります。
 小出さんの出演もあります。

録音
▼20120229 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

内容文字おこし
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65792848.html

この番組のその他の録音は以下のとおり。
続きを読む »


9月15日 原発事故原因は津波か地震か、など3点 小出裕章×神保哲生(TIME LINE)

2011年9月18日

2011年9月15日(木)、小出裕章氏が、神保哲生氏がパーソナリティーを務めるTOKYO FM「TIME LINE」に出演しました。そこで、原発事故の原因が津波か地震か、原発の「確率論的安全評価」の不充分さ、ストレステストがバカげている理由、について意見を述べられました。

神保哲生氏は、上手く小出氏の考えを引き出す質問をしています。

録音

内容文字おこし
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65764059.html

9/16発売


原発・放射能 子どもが危ない (文春新書)


福島原発で再臨界の疑いが濃厚に 2011年4月9日 小出裕章

2011年4月9日

2011年4月9日15時、ビデオニュース・ドットコムにて、「福島原発で再臨界の疑いが濃厚に」と題されたニュース・コメンタリー (2011年04月09日付)が小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)の解説で提供されました。これは4月8日に収録されたものです。

神保哲生氏と宮台真司氏が小出氏に福島原発の現状をインタビューしています。
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php

(小出先生の出演は11:44くらいからです)

以下は案内文です。

原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の原子炉格納容器内の放射線濃度が、毎時100シーベルトに上昇したことを明らかにした。これは前日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、同炉内の温度と圧力も上昇しているという。
 京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、放射濃度の急上昇に加え、原子炉の温度や圧力の急上昇していること、更に塩素が中性子に反応して生まれるクロル38という塩素が原子炉内で発見されたことなどから、炉内で再臨界が起きている可能性が高いと指摘する。中性子は核分裂が起きたときに発生する。
 臨界とは放射性ウラン燃料などが核分裂連鎖反応を起こす状態のことを言う。「再臨界」は、臨界状態にあった原子炉が一旦停止して核分裂が止まった後、燃料棒の露出などでウラン燃料が溶け出して、圧力容器の下部に蓄積するなどして、制御されない状態で核分裂連鎖反応が起きる状態を指す。
 再臨界が起きると核分裂反応の制御が困難になり、大規模なエネルギーが発生するため、原子炉内の温度があがり水蒸気爆発の可能性が高くなる。
 小出氏は、水蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、今とは桁違いの放射性物質が流出する最悪のシナリオにも今後警戒していくべきだと述べ、その場合、風向き次第では東京も避難対象となる可能性にも言及している。
 神保哲生と宮台真司が小出氏に、福島原発の現状を聞いた。

今週のニュースコメンタリーは福島原発で再臨界の可能性が濃厚になっていることなどから、通常の更新時間を早めて、9日15時より無料で公開いたします。