7月12日 1年も経てば原子炉が停止した直後に比べれば(熱は)100分の1まで減ってくれる。数百時間は溶けるまでに時間がかかるということになる。対処の仕方はかなり楽になる 小出裕章(モーニングバード)

2012年7月13日

2012年7月12日(木)、テレビ朝日モーニングバード内コーナー「そもそも総研」に小出裕章さんがVTR出演されました。しんちゃんさんに情報を提供いただきました。

テーマは、「そもそも、二度と日本に放射能をまき散らさないために必要なことは何か?国会事故調委員に聞く」で、小出氏の他に、国会事故調委員の野村修也氏(中央大学法科大学院教授・弁護士)が提言されています。

▼20120712 国会事故調委員が語る 原発停止でも規制は重要
http://www.dailymotion.com/embed/video/xs47yp

▼内容文字おこしは以下。 続きを読む »


11月2日 2号機キセノン検出は「自発核分裂」と「臨界」2通りの可能性 小出裕章(モーニングバード))

2011年11月5日

2011年11月2日(水)、モーニングバードに小出裕章氏が出演し、2号機キセノン検出について「自発核分裂」の可能性が大きいという意味のコメントをしました。edokko311さまより情報提供いただきました。

※日付に注意してください。その後、東電が自発核分裂の可能性が大きいと発表しています。→その後、11月4日の自発核分裂に関する小出氏の見解はこちら

録画
http://youtu.be/BedLIfVqqKI

小出裕章氏のコメントは以下の通り。 続きを読む »


7月21日 「総括原価方式の役割」「どうしても原子力をやりたかった理由」 小出裕章(そもそも総研)

2011年7月21日

※(追記)誤字がございました。「総括原価法式」と謝って記述していました。正しくは「総括原価方式」です。お詫びして訂正いたします。

2011年7月21日(金)、テレビ朝日「モーニングバード」の毎週金曜のコーナー「そもそも総研」にて、小出裕章氏がVTR出演されていました。コメント欄にてあさまに教えていただきました。またコメント欄にてしんちゃんさまに書き起こしを提供していただきました。

録画

※3分32秒あたりからと14分40秒あたりからの2回、ご出演されています。

内容書き起こし

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※3分32秒あたりから
(総括原価方式の役割とは…)

玉川「で、その部分についても、小出先生、また新しく本出しましたけども、この本の中にもコストの問題、書いてありますけれども、あの小出先生はこれについてなんというふうにおっしゃるか。で、VTR」

※VTR

小出「国が誘導してきたということなんですね。原子力発電所を電力会社にやらせるために。」

玉川「この総括原価方式なんですけれども。これどういう役割があったというふうに先生は思われますか?」

小出「電力会社の資産に比例するという形で利潤が決められたがために、電力会社としては資産を持てば持つだけ利潤が膨れ上がる、そういう構造だった、わけです。えー、原子力発電所というものは1基作れば何千億円という資産になりますので、作ってしまえばもうそれだけ比例計算で利潤が懐に入るという、もうとてつもなくうまい方式で、電力会社が優遇されてきてしまったのですね。」

玉川「同じ電気を作るのにも火力発電所よりも原発のほうが高いわけですよね。」

原発「高い。はい。」

玉川「ということは高い施設つくったほうが儲けになる。」

小出「そうです。そうです。」

玉川「そしたらやっぱり高いほう高いほうっていきますよね。」

小出「そうやって来てしまったわけですね、こんにちまで。」

玉川「ってことは逆にいうと総括原価方式があったから、利益を出す、民間企業ですから、利益を出すために原発をいっぱい作ったという側面もあるんですか?」

小出「そうです。そのように、まあ、逆な言い方をすれば国が誘導してきたということなんですね。原子力発電所を電力会社にやらせるために。」

玉川「ああー、はいはい」

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※14分40秒あたりから
(どうしても原子力をやりたかった理由とは…)

小出「原子力というのは、私からみると、核と同じものなんですね。日本人が言う「核」と同じものなんですね。つまりまあ、軍事利用と切っても切り離せない技術なのであって、国家としてはそのことを始めから知っていて、原子力の平和利用だと標榜しながらも核兵器を開発する能力、技術的能力というのを保有し続けたいという思惑が、わたくしは国にはずっとあったと思います。でいずれにしてもまあ国、日本の国というのは原子力をやると決めたわけですね。やると決めた以上は民間企業を巻き込まなければできなかったわけで。で、そのためには電力会社にうまみをあたえなければいけない。その1つが総括原価方式で、原発を誘導するということだった」

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6月23日 次の事故は違うシナリオで起きる 小出裕章(モーニングバード)

2011年6月24日

2011年6月23日モーニングバードに、小出裕章氏がVTR出演し浜岡原発の危険性について言及しています。コメント欄にてAさんより教えていただきました。

録画

※4分56秒あたりから小出先生がVTR出演されています。


6月23日 2号機原子炉建屋の汚染水処理とストロンチウム90検出について 小出裕章(モーニングバード))

2011年6月23日

6月23日、テレビ朝日モーニングバードに小出裕章氏がVTR出演しました。コメント欄にてえむさま、A様に教えていただきました。ありがとうございました。

動画

内容(要約)

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■「福島第一原発2号機の原子炉建屋に貯まる放射性汚染水処理の解決策は?」との質問への小出裕章氏の答え。

・真っ先にやらなければいけなかったことは、汚染水を速やかに原発からどかすこと。本当であれば、今この瞬間にも何とかしなければいけない。もっと前に何とかしなければいけないという課題だった。

・その課題は実はもう一つ重要なことをもっていて、あの汚染水があるがために作業員たちは猛烈な被ばくをしなければいけない。

・メガフロートを連れてくると言っても、1万トンしか入らない。いくらやってもそんなものダメ。分かりきってる。

・私としては(汚染水が)11万トンあるなら、それを全部どけるということが必要だと思っているので、そのための唯一の方策は巨大タンカーだということは2か月前から提案してる。それを もしやってくれているのであれば、少なくとも汚染水の問題は解決できて、他の作業に集中できたはず。

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■「ストロンチウム90が地下水から検出された件について」(玉川徹氏が説明)

(小出氏の見解)建屋の外に出たものは、通常、酸性で水になかなか溶けない。水に溶けるためにはアルカリ性になる必要があって、その方法のひとつが、床のコンクリートと反応するとアルカリ性になる。コンクリートまで燃料がいって、地下水までしみ出しているので、一刻も早く地下ダムをつくらないといけない。