11月8日 「(大飯原発)活断層かどうかがわからないというなら まずは止める というのが当たり前で 動かしながら調べるというのは言語道断だと思います」小出裕章(そもそも総研)

2012年11月9日

2012年11月8日の「そもそも総研」で小出裕章さんが、大飯原発の危険性についてコメントされていますので、このブログでも共有させていただきます。

以下、情報を引用いたします。 続きを読む »


8月9日 原子力規制委員会人事「日本が原子力から足を洗うということを、例えば原子力基本法を改正して決めてくれるのであれば、そのもとでの仕事はお引き受けします」小出裕章(そもそも総研)

2012年8月14日

2012年8月9日(木) テレビ朝日 モーニングバード そもそも総研に小出裕章氏がVTR出演されましたので、お知らせします。

テーマは、以下のとおり

  • 「そもそも 原子力規制委員会の人事は今のまま進んでいいのだろうか?」
  • 小出氏の他に、慶応大学教授・金子勝氏、民主党・首藤信彦衆院議員が発言されています。

    録画

    ==以下、小出氏インタビュー部分文字おこし==

    「どうなる?原子力規制委員会人事 人選めぐり混迷  ふさわしいのは?」
    ー小出氏が考える原子力規制委員会のあるべき姿は?-

    玉川 「原子力の専門家で、かつ原子力ムラじゃなくて、で規制もきっちりできるだろうという人が果たしているんだろうかと、この国に?それについてはどうですか?」

    小出 「これまでも原子力発電所の危険に関して発言をしてきたという専門家はもちろんいるわけだし、原子力ムラに入らないで発言を続けてきてくださった人はいるのですね。例えば、今ストレステストというものをやってるわけですが、そのストレステストの委員の一人に東大名誉教授の井野博満さんがいらっしゃいます。彼も原子力ムラからは離れた立場でずっとまぁ原子力の危険性というものを指摘し続けてきてくれた人ですから、彼のような人が原子力規制委員になってくれるというのであれば、私は歓迎したいと思います。」 続きを読む »


    7月12日 1年も経てば原子炉が停止した直後に比べれば(熱は)100分の1まで減ってくれる。数百時間は溶けるまでに時間がかかるということになる。対処の仕方はかなり楽になる 小出裕章(モーニングバード)

    2012年7月13日

    2012年7月12日(木)、テレビ朝日モーニングバード内コーナー「そもそも総研」に小出裕章さんがVTR出演されました。しんちゃんさんに情報を提供いただきました。

    テーマは、「そもそも、二度と日本に放射能をまき散らさないために必要なことは何か?国会事故調委員に聞く」で、小出氏の他に、国会事故調委員の野村修也氏(中央大学法科大学院教授・弁護士)が提言されています。

    ▼20120712 国会事故調委員が語る 原発停止でも規制は重要
    http://www.dailymotion.com/embed/video/xs47yp

    ▼内容文字おこしは以下。 続きを読む »


    3月8日 【4号機の危機】そうなると使用済み燃料に含まれていた膨大な放射能が、なんの防壁もないここから噴き出してきてしまう小出裕章(そもそも総研)

    2012年3月22日

    3月8日(木) テレビ朝日 モーニングバード「そもそも総研」に、小出裕章氏がVTR出演されました。コメント欄にてシンちゃん様より教えていただきました。掲載が遅くなってしまいごめんなさい。

    テーマは

    ・「そもそも原発は再稼働してもいいのだろうか?」

    です。
    小出氏の4号機の解説の他に、古賀茂明氏が原発再稼働のハードル等についての説明、河野太郎氏が自民党の本音について語られています。

    録画

    内容文字おこしは以下のとおり
    続きを読む »


    12月29日 私から見ると今現在、戦争が続いているのです 小出裕章(そもそも総研)

    2011年12月31日

    12月29日(木)、テレビ朝日モーニングバード「そもそも総研」に小出裕章氏がVTR出演されました。録画情報をstakさま、しんちゃんさまより教えていただき、文字おこしをしんちゃん様よりご提供いただきました。

    今回のテーマは、「そもそも今年のキーパーソン2人は日本の危機をどう捉えているのか?」で、出演者のもうお一人は古賀茂明氏です。

    録画
    http://www.dailymotion.com/video/xnbwuy_20111229

    内容文字おこしは以下の通りです。(小出裕章氏の発言箇所周辺のみ)

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    9月8日 野田さんは今動いているものは止めないと明言、これから電力会社が巻き返し 小出裕章(そもそも総研)

    2011年9月10日

    2011年9月8日(木)、テレビ朝日「モーニングバード」内コーナー「そもそも総研」に、小出裕章氏がVTR出演しました。コメント欄にてしんちゃんさまより教えていただきました。

    録画
    http://www.dailymotion.com/video/xkxra8_20110908

    内容書き起こし(小出氏発言箇所のみ)

        *「科学者が見た!野田政権「脱原発」への期待度」

    スタジオ玉川「次にですね、科学者はということで、小出先生にもですね、あの、あんまりこういう話したくないんだというふうに前から言われているんですけど、でも伺ってきました。VTR。」

    玉川「政権が変わりました。菅内閣から野田内閣になります。今、まあ、例えば誰が経産大臣になるとか、それから野田総理が原発についてこういうことを言ってるとか、そういうふうな話も聞いてらっしゃると思いますけれども、脱原発それから電力改革はどうなっていくと思われますか?」

    小出「・・・私はかねてから皆さんに政治は大嫌いだとお伝えしてきて、えー、今回の動きを見ているとますます政治が嫌いになりそう(笑)です。

    まあ、菅さんは少なくとも脱原発に向かおうというような姿勢は見せたわけですけれども、野田さんは少なくとも今動いているものについては止めないとハッキリと明言しているわけですし、これからまた電力会社の方の巻き返しというものも起きてくるだろうということを思うと・・(タメ息)原子力を止めるというのはなかなか今の政治という世界では大変そうだなと私には思えます。

    私は元々、原子力というものはどんな理由があってもやってはいけないと主張してきた人間なんですね。‘経済成長がうんぬん、かんぬん・・’そんなこととは全く違うと、事故が起きればこんなようなことが起きるというそういうものだし、元々(原発は)自分で産み出すゴミを自分で始末もできないようなものは、もうそれだけの理由で、即刻やめるべきだというのが私の主張なわけですけれども、
    えー、政治の場所に行ってしまうと、‘経済成長をどうするんだ?’‘雇用をどうするんだ?’、まあそんな話にばっかりになってしまって、やはり従来のものを転換することがものすごく難しいというそういう動きになってしまうようなのですね。

    やっぱりある時に、大きな転換期で決断をできるという、それだけの政治家という人が現れて欲しいと思いますけれども、残念ながら現在はそうなっていないように見えます。」
    =====
    管理人より)掲載が遅れまして失礼いたしました。


    8月18日 健康や命より国が優先したもの 小出裕章(そもそも総研)

    2011年8月18日

    2011年8月18日(木)、テレビ朝日モーニングバード「そもそも総研」に小出裕章氏がVTR出演されました。コメント蘭にてしんちゃんさまより頂いた書き起こしの情報をそのまま掲載させていただきました。ありがとうございました。(追記)Shigetaさまより、動画の存在を教えていただきました。

    テーマは、「そもそも政府は放射能を甘く見てるんじゃないの?」・・政府の対応についてですが、小出氏の他に、京都大学原子炉実験所の今中哲二氏がチェルノブイリについて、 日本大学生物資源科学部の小澤祥司氏が福島の除染の現状と今後について語られています。

    録画
    玉川徹氏・政府は放射能を甘くみてるんじゃないの? 1/2

    玉川徹氏・政府は放射能を甘くみてるんじゃないの? 2/2

    ==以下、小出氏インタビュー部分の書き起こしです=====

      *「3.11 放射能汚染 政府の対応は?」

    玉川「この原発事故、それから放射能汚染に関して、政府の対応はどうだったとみられていますか?」

    小出「彼らはこんな事故が起きるとは露ほどにも思っていなかった。だから、どのような対応がとれるか本気で考えたこともないし、(事故が)起きてしまった状態ですばやく動くこともできないし、なんとか事故が小さくあって欲しいと強くたぶん願ったということで、一つ一つの作業が後手後手になったということだと思います。」

    玉川「先生はメルトダウンの可能性として考えた時に、その先にまぁ原子炉の爆発ということも考えられたと以前伺いましたけれども・・」

    小出「そうです。 3月12日の段階でそれを疑いました。」

    玉川「ということはですね、炉心溶融の可能性を政府の中の専門家もわかっていたのだとすれば、最悪の場合として、原子炉の爆発もたぶん頭の中にはあったはずですよね?」

    小出「ええ、専門家の頭の中にはあったと思います。」

    玉川「ということは、爆発すればですね、その 3kmとか20kmとかで済まない被害になりますねよね?」

    小出「そうです。」

    玉川「頭の中にあるんだとすれば、なぜ 極端な話を言えば、福島県全員の避難とかそういうふうなところまでいかなかったのか ということが私には理解できないんですけれども?」

    小出「私にも理解できません。防災ということの原則というのは、悪いシナリオ悪いシナリオを描いて住民を守る、そして事態がそれほど悪くなかったのであれば、良かったなと思う・・そういうのが防災の原則だと私は思うのですけれども。少なくとも今回の事故の場合はそうではなかったのですね。楽観的な見通し楽観的な見通しを取って、対策をなるべく少なくしたいというもとでやってきてしまったのです。」

     *激白 「国の対応のせいで被ばくは拡大した」

    玉川「避難させないことによって、しなくてもいい被ばくをした人が福島の中にいっぱいいるということになるんじゃないですか?」

    小出「もちろんです。ですから日本の国というのは、チェルノブイリの事故が起きた以降にひょっとして事故が起きるかもしれないし、起きた場合にはどういう放射能がどのように広がっていくのか、時々刻々と計算して、住民の被ばく量を評価して、事故の対策をとるとということを原則にしていました。そのためにSPEEDIと呼ばれている計算コードを作ろうとして、たぶん100億円を超えるお金をそれに費やしたと思いますし、20年を超える時間を費やしてやってきていたのですね。

    ですから、今回の事故が起きてからも、SPEEDIを開発してきた人たちは、多分もう徹夜に近い状態でその計算を繰り返して、どちら側に放射能が流れていっているということをやっていたのだと私は思います。

    ところがそのことを日本の政府はすべて秘密にしてしまったのですね。

    半月ほど経ってその計算結果を出してきましたけれども、その計算結果を見る限りでは、南西方向と北西方向に放射能の雲が流れて、流れた時にヨウ素という放射能をですね、吸いこんでしまって、子どもを含めて大変な被ばくを実はしていたと後でわかったわけです。

    本当はそれが初めにわかれば、ヨード剤というものをせめて子どもに飲ませて子どもの甲状腺の被ばくというのを少なくするということをできたはずなのですが、残念ながら日本の政府というのはむしろ隠してしまって、子どもたちの被ばくを放置してしまったということになりました。」

     *疑問 「国が健康や命より優先したものとは?」

    玉川「少なくとも健康が目的であって、そのために基準を作ったのですね?」

    小出「そうです。そうです。」

    玉川「ところが、今、基準を上げたっていうところは、健康よりも別のものを優先しているとしか感じられないんですけれども。」

    小出「もちろん そうです。」

    玉川「これは何ですか?」

    小出「それを認める以外に国家の崩壊を止められないからです。

    これまで日本の国が作ってきた法律を本当に厳密に守ろうとするなら、福島県全域に匹敵するぐらいの土地を放射線管理区域にして、人々をそこから追い出さなければいけない、無人にしなければいけない。

    目で見たら何でもありません。平和な自然のように見えるかもしれないけれども、放射線が目で見えないために、そこで暮らす危険を抱え込んでしまう。そのために放棄しなければいけない・・それはもう信じることができないほどの広大な面積だということなんですね。

    それは・・日本の国家から見れば、たぶん受け入れられない。だからもうこうなってしまえば、住民を被ばくさせるしかないという、そういう選択を国家がしたんだと私は思います。」


    7月21日 「総括原価方式の役割」「どうしても原子力をやりたかった理由」 小出裕章(そもそも総研)

    2011年7月21日

    ※(追記)誤字がございました。「総括原価法式」と謝って記述していました。正しくは「総括原価方式」です。お詫びして訂正いたします。

    2011年7月21日(金)、テレビ朝日「モーニングバード」の毎週金曜のコーナー「そもそも総研」にて、小出裕章氏がVTR出演されていました。コメント欄にてあさまに教えていただきました。またコメント欄にてしんちゃんさまに書き起こしを提供していただきました。

    録画

    ※3分32秒あたりからと14分40秒あたりからの2回、ご出演されています。

    内容書き起こし

    =====
    ※3分32秒あたりから
    (総括原価方式の役割とは…)

    玉川「で、その部分についても、小出先生、また新しく本出しましたけども、この本の中にもコストの問題、書いてありますけれども、あの小出先生はこれについてなんというふうにおっしゃるか。で、VTR」

    ※VTR

    小出「国が誘導してきたということなんですね。原子力発電所を電力会社にやらせるために。」

    玉川「この総括原価方式なんですけれども。これどういう役割があったというふうに先生は思われますか?」

    小出「電力会社の資産に比例するという形で利潤が決められたがために、電力会社としては資産を持てば持つだけ利潤が膨れ上がる、そういう構造だった、わけです。えー、原子力発電所というものは1基作れば何千億円という資産になりますので、作ってしまえばもうそれだけ比例計算で利潤が懐に入るという、もうとてつもなくうまい方式で、電力会社が優遇されてきてしまったのですね。」

    玉川「同じ電気を作るのにも火力発電所よりも原発のほうが高いわけですよね。」

    原発「高い。はい。」

    玉川「ということは高い施設つくったほうが儲けになる。」

    小出「そうです。そうです。」

    玉川「そしたらやっぱり高いほう高いほうっていきますよね。」

    小出「そうやって来てしまったわけですね、こんにちまで。」

    玉川「ってことは逆にいうと総括原価方式があったから、利益を出す、民間企業ですから、利益を出すために原発をいっぱい作ったという側面もあるんですか?」

    小出「そうです。そのように、まあ、逆な言い方をすれば国が誘導してきたということなんですね。原子力発電所を電力会社にやらせるために。」

    玉川「ああー、はいはい」

    =====
    ※14分40秒あたりから
    (どうしても原子力をやりたかった理由とは…)

    小出「原子力というのは、私からみると、核と同じものなんですね。日本人が言う「核」と同じものなんですね。つまりまあ、軍事利用と切っても切り離せない技術なのであって、国家としてはそのことを始めから知っていて、原子力の平和利用だと標榜しながらも核兵器を開発する能力、技術的能力というのを保有し続けたいという思惑が、わたくしは国にはずっとあったと思います。でいずれにしてもまあ国、日本の国というのは原子力をやると決めたわけですね。やると決めた以上は民間企業を巻き込まなければできなかったわけで。で、そのためには電力会社にうまみをあたえなければいけない。その1つが総括原価方式で、原発を誘導するということだった」

    =====